2024
12
04
2011
02
15
ヨーロッパ・鉄道の旅4日目その2:コルドバ(Cordoba)の歴史地区観光を満喫してマドリッド(Madrid)、そしてリスボン(Lisbon)へ。
前回のコルドバ到着までの日記はこちら
あいにくの雨ながら、コルドバの歴史地区の景観はかなり最高。迷路のような路地をウロウロしまくってお土産物屋を覗いたり、レストランやパブを物色したりしてユダヤ人街を堪能。もはや、コルドバはつまらない街なんていう印象はひとかけらもなし。
この街で有名なのはこの白壁のユダヤ人街だけでなく、メスキータ(mezquita)やローマ橋などの世界遺産認定の参考にもなった歴史的建造物があります。これらを見ないと帰れないってことで行ってきました。
まずはグアダルキビール川(Guadalquivir)にかかるローマ橋へ。この時には雨はやんでたけど、その前に降った大雨のせいで川は大反乱。ほんとうなら川中の浅瀬に静かにたたずむ廃墟も、この日は大雨で川上から流されてきましたみたいな絵になってました。
水かさは今にもあふれ出てきそうなぐらいのギリギリさ・・・。
対岸からのローマ橋と聖マリア大聖堂(Catedral de Santa Mar・a de C・rdoba)の景観はくもり空であろうが川が氾濫していようが関係なく、迫力ある絵です。
ちなみにこの橋を渡っているときに日本人のおじさんおばさん達のツアー団体とすれ違ったんですが、大きな声で『阪急百貨店が・・・』とか関西弁でしゃべってて懐かしさを感じました(笑
つづいてメスキータ(mezquita)へ。メスキータとはスペイン語でモスクのことらしくて、本当は聖マリア大聖堂(Catedral de Santa Mar・a de C・rdoba)という名前みたいですが、ロンプラ
にもメスキータって紹介されていたので、以後メスキータと呼びます。。
まずは外壁をくぐって中庭へ。
そしてチケットを購入してメスキータの中へ。メスキータの中は広いワンフロアの造りになっていて『円柱の森』と呼ばれる柱がいっぱい。この柱と装飾された天井はかなり圧巻。。自分のデジカメではうまく撮影できなかったけど、肉眼で見たらかなりの迫力。
その他の写真を並べておきます。メスキータ(モスク)と呼ばれている割にはカトリックな感じが面白いですね。
ぼちぼちといい時間になってきたので、軽く腹ごしらえをして駅に戻る事に。マドリッド行きの列車に乗り遅れたら大変ですからね。
メスキータの周りにはお土産物屋や何かのお店がいっぱい。なんだかこの建物もいい感じ。
適当にパブに入って腹ごしらえ。ここもビールを一杯頼めば、タパスが無料でついてきます。お得♪
腹を満たした後は駅へ・・・。っと思ってたけど、あっさり方向感覚を失って道に迷う・・・(汗)慣れない土地では感覚で動かずにしっかりと地図をチェックしましょう。
周りは見たことのない広場や商店街がいっぱい・・・。そして列車の時間が刻一刻と近づいてきて焦る・・・。途中で道を尋ねるものの、道が迷路のようになっててみんなうまく説明できなくて困っている様子・・・。まぁ、スペイン語も全く分からない人に教えようもないんでしょうけど・・・。結局、不動産屋に入って聞いてみたら地図を片手に大体の方向を教えてくれた。やっぱ地理に関しては不動産屋ですね。
なんだか大そうな建物の横を通過して駅にいそぐ。もう時間が気になりすぎて、建物には興味なし(笑)
そんな甲斐もあってか、無事に時間少し前に駅に到着。そして無事にマドリッド(Madrid)へ。マドリッドへは確かAVEで移動したのですが、これはかなり快適♪高いだけありました。
マドリッドのアトチャ(Atocha)駅に到着後は、すぐにチャマルティン(Chamartin)駅に移動して駅でのんびりと腹ごしらえをしながら夜行列車を待とうということに。列車の時間に焦るのには疲れたし(笑
チャマルティン駅へはなんなく到着。10分ぐらい??チャマルティン駅は結構なでかさなわけですが、駅の構内に店が何店かあるだけで、周りにはスーパーみたいなお店はなし・・・。ってことで飲食物を仕入れるにはちょっと割高です(泣)予算を気にしながら旅をしている身分にとってはきつい・・・。しかし、何かは食わないとだめなので軽く腹を満たす。
そして、いよいよ夜行列車でポルトガルへ。自分たちは安っぽいシートだったんですが、寝台車両や食堂車両は結構な高級感。お金さえあれば優雅に旅ができそうです。。
トイレの水は真っ青・・・。
列車散策を楽しんだ後は安っぽい席にもどってビールを一本。明日の朝にはポルトガルです♪
ヨーロッパ鉄道の旅5日目に続く
人気の関連ブログはこちらから
2011/02/15 (Tue.) Trackback() Comment(0) スペイン
2011
02
15
ヨーロッパ・鉄道の旅4日目その1:グラナダ(Granada)からコルドバ(Cordoba)へ
前日のアルハンブラ宮殿の話はこちらから
本日の予定はマドリッド(Madrid)から夜行列車でリスボン(Lisbon)へ。なので、夜にはマドリッド(Madrid)に戻っておく必要があります。と、いうことでプランとしては、
1.グラナダ(Granada)で観光してから夕方ごろにマドリッド(Madrid)へ帰る。
2.グラナダ(Granada)を離れてコルドバ(Cordoba)によってマドリッドへ帰る。
3.グラナダを離れてセビーリャの方へ行ってからマドリッドに帰る。
このうち3番目に関してはちょっと無理があるので却下。グラナダで無料タパスを楽しみつつ観光をするか、マドリッドとグラナダの間にあるコルドバに行くか・・・。
結論は・・・
コルドバへ。
ちょっとバタバタとして慌ただしいけど、グラナダの主な観光地は回ったし、もうスペインの南部には戻ってくる予定もないので、欲張って、多くの都市をチラ見しておこうと思いまして。
8時過ぎごろにグラナダの駅に到着。無事に列車も予約できてコルドバへ。
ちなみにコルドバ行きの列車では、昨夜のホステルで偶然一緒になった日本人男子2人組と、アルハンブラ宮殿で見かけた日本人女性3人組と同じ列車でした(笑)観光客の移動ルートは結構一緒なのでこういう偶然がよくおこります。
コルドバに着いてからまず向かったのはチケット売り場。マドリッド行きの列車を予約しておかないと、もしマドリッドに移動できなくて今晩の夜行列車に乗れないと大幅な日程変更を余儀なくされるので。
意気揚々とチケット売り場に向かうも、お目当てのアルタリア(ALTALIA)の列車は予約がすでにいっぱいとか何とかで購入できず・・・。仕方なくAVEで帰る事に。ちなみにAVEは快適ながらも予約料金が€10.35でちょっと高め。まぁ買えただけましか。
駅から外に出ると雨が降り出して来た・・・。とりあえずバックパックをコインロッカーに預ける。コインロッカーは列車の駅の隣にあるバスターミナルの建物の中。自販機みたいなマシンでトークン(メダル)を購入して、それをロッカーに投入して鍵をかけるといった感じ。ロッカーは自分と連れのバックパック2個が普通に入った。結構大きい。
いよいよ観光開始。いつもの如く、予備知識がほとんどゼロなので、まずは地図を見て目的地を探す。そして地図に示されているエリアへ。
町を歩くこと約30分。ところどころにちょっと変わった建物が見えたり、南国風な植物があったりするものの、いたって特別な感じはなし。。普通の町ですか??っていう感じ。これならグラナダの方が雰囲気があって面白かった…。という思いが2人の共通の意見。。。
しばらく行くと、墓地があった。国や文化が違えばお墓も違うってことで、墓地はそれぞれの文化の違いを感じる場所の一つですね。
そんなこんなで、サラッと墓地を覗いた後は、あまり気分も盛り上がってこないしメスキータでもちょこっと覗いて、ビールとタパスでもいただいてさっさとマドリッドに帰るか。ってことに。
そして、墓地の前の大通りを渡って古い城壁をくぐると・・・。
今までのごく普通の町並みから一転。
白壁の建物と石畳の道で構成されためっちゃかわいらしい街並みが登場♪
今までのちょっとがっかり感から一転して、めっちゃワクワク感でいっぱいに。事前にコルドバに関する写真を見ていなかったこともあり、かなりの感動。なんか外人が日本の『地球の歩き方』等の写真たっぷりのガイドブックを毛嫌いするのがわかった気がした瞬間でした。
あいにくの雨ながらも、街の雰囲気は最高。どうやらこの辺が観光地として有名な歴史地区みたい。
2016年の欧州文化都市にも立候補しているみたい。それをアピールする看板がいたるところにありました。
街の雰囲気がいいと、お店の看板も道路標識も素敵に見えてきてしまいます。
そして建物のデコレーションも素敵。建物自体はほとんどすべて白壁で統一されているのですが、飾り付けの仕方は家それぞれ。花をうまく使って家全体をかわいらしく飾ってました。
そんなこんなで、はじめのビールとタパスでもいただいてさっさとマドリッドへ帰ろうという思いもどこへやら、街の中の路地という路地をウロウロしまくってどっぷりと気分は観光モードになってしまったわけでした。
その②:メスキータやローマ橋観光へ続く。
人気の関連ブログはこちらから
2011/02/15 (Tue.) Trackback() Comment(0) スペイン
2011
02
14
ヨーロッパ・鉄道の旅3日目その2:アルハンブラ宮殿(Alhambra)
前回のマドリードからグラナダまでの移動に関する日記はこちら
アルハンブラ宮殿のそばに来ているはずなのに、どこが入口がわからず・・・、時間も過ぎてて、あせって他の人に聞いてもその人たちもよくわかっておらず・・・。
1人のおじさんが『もっと奥だよ』と道を指さしてくれた。とりあえずその方向にかけ足で進むこと数分。バスに追い抜かれて、そのバスの行き先にはバス停と建物が。
そんなこんなで指定時間の15分遅れ、3時45分ごろになんとかチケットオフィスに到着。
恐る恐る、チケットオフィスのおばちゃんに尋ねると、予約した時のクレジットカードを出せと。カードを出すと何事もなかったかのように発券。30分前に来ないと入れないって言われていたから焦ってたのに、あの焦りはなんだったんだ??っていう感じに拍子抜け・・・。
まぁ、入れたからいっか♪ってな感じで気を取り直して入場。
ちなみに、アルハンブラはスペインのこの一帯がイスラム王国の支配下に置かれていた時に建てられた宮殿で、その当時の王国の華々しさを今に伝えています。王宮や庭園には当時のイスラム文化や建築技術がふんだんに使用されていて、14世紀ぐらいに建てられてから今に至るまでその文化や建築を多くの人々に伝え続けているイスラム建築の最高傑作と言われています。(くわしくはスペイン政府観光局のサイトをチェック。開館時間や料金等も載っています。)そんな豪華で貴重な建物は当然の如く世界遺産にも指定されており、建築物保護の為に入場人数も厳格に管理されているのです。なので予約は必須。どこの情報を見ても真冬のオフピーク時以外は事前予約を進めています。(ネット予約はこちらから。※予約時に使用したクレジットカードはチケットを発券するときに必要です。)
チケットと一緒に渡された地図にはモデルルートが色分けされて表示されていて、とりあえずそれを参考にして王宮方面へ行くことに。
庭園はきれいに整備されていて映画でみたアラブの宮殿を思い起こさせます。白い木の幹にナイフで切り込みをいれて何かデザインしています。桜もきれいに咲いていました。
途中のお土産物屋の壁には世界中から来た観光客が置いていった世界中の硬貨や紙幣がぎっしり。
そのまま進んでカルロス5世宮殿(Palacio de Carlos V)の横を通り過ぎると、ちょっとした広場に合流。
敷地の一番奥にあるアルカサバ(Alcazaba )という要塞から行くことに、ここからはグラナダの町が一望できるらしいです。
で、アルカサバに入ろうと思って門番みたいな人にチケットをみせて、驚愕の発言を聞くことに・・・。
『予約時間まで2分ぐらいしかないからダッシュで王宮に行かないと中をみれないぜ』
そんなばかな!
ってきりこの予約時間ってこの敷地内に入るためのものかと思っていたら、王宮内に入る時間だったのね。
これで30分前にチケットオフィスに来いと言われたわけも納得。。。
ダッシュで王宮へ。無事に入場。門番に教えてもらっていないと完全に入り損ねてた。金まで払っておいて。事前の情報収集は大切です。
と、いうことでしばらくは王宮内の写真でも見てください。写真はクリックすると大きく表示されます。
建物内の装飾は繊細かつ豪華。幾何学的模様で埋め尽くされていました。こんなのが14世紀に造られたと考えるとすごいの一言。途中の渡り廊下みたいなところからは白壁の家が立ち並ぶグラナダの町も見えました。これまた息を呑む絶景。この感動を写真でうまく伝えられないのが残念。。。
王宮は一方通行で出口は建物を挟んで入口の反対側。ここにもきちんと整備された庭園がありました。
本当はこのまますぐにアムハンブラ宮殿の出口に戻れるようになっているようですが、自分はアルカサバをまだ見ていないので再び敷地の一番奥へ。
アルカサバの塔に行く途中に学校の遠足でここにきているっぽい現地に小学生集団とすれ違ったけど、みんなにやたらと『こんにちは。コンニチハ。』と挨拶されまくった。どうやら一部の学校では日本語も第2外国語として教えているらしい。キャプテン翼とかも人気みたい。
延々と続くらせん階段にヘロヘロになりながら、やっとこさ頂上に到着。なんとそこには日本人だらけ(笑)。一時、全員日本人という状況にもなってました。
塔の頂上からの景色はサイコー。大聖堂をはじめ、街全体が見渡せました。日本人のだれかがここでのんびり過ごして夕日も見たいとか言ってたけど、ホント納得。
しかし自分たちは閉館までに全部見たいので、まだ見ていないヘネラリフェ(El Generalife)ヘ。こちらは王族たちの別荘的な感じ。天国をイメージして作られているらしくて、水と緑がふんだんに使われていました。
閉館時間を過ぎて、警備員に追い立てられるように外へ。帰りはバスを利用。乗車後に運転手にお金を払って着席。降りるときは押しボタンで知らせるといった感じ。毎日同じルートを走っているとはいえ、狭くてごちゃごちゃした道をものすごいスピードで走行して、一気に丘を下る。いやーすごいバスでした(笑
とりあえず路地から大通りに出たところにある噴水辺りで下車。あとは大聖堂をみたりしながら宿へ。大聖堂はでかすぎてカメラに収めきれませんでした・・・。
宿にもどるとパエリアの準備が始まってました。まだしばらくはかかるとのことなので夜の街を散策することに。
夜の町も結構にぎやか。生ハムを一杯吊るしている店や、パブもいっぱいあって楽しそう。ちなみにグラナダのパブではビールを頼むと無料のタパス(おつまみ)が着いてきます。なのでビール一杯分の値段で生ハムやオリーブ等まで楽しめちゃいます。個人的にめっちゃ行きたかったけど、宿に戻るとパエリアとサングリアが待っているので我慢。
アラビックテイストたっぷりなお土産物屋さんが並ぶ路地にも行ってみた。ほとんどのお店が閉店作業をしていてちょっと怪しげな雰囲気になりつつありました。夜は治安が悪いのかな??
雨が降ってきたので近くのスーパーで買い物して宿へ。
宿に戻ると見事にパエリアが完成してました。
サングリアと一緒にパエリアをいただく。魚介類がふんだんに使われていてめっちゃ美味しかったです。ライブミュージックもついてた。
1泊2日のグラナダ行きの決断は大正解。アルハンブラ宮殿も行けたし、スペインの名物であるパエリアもサングリアも頂いたし♪町の雰囲気は楽しそうなので個人的にはあと1泊してパブ巡りでビール&タパスを堪能しても面白そうだったけど、今回はポルトガル行きのチケットの件もあるのでパス。
まぁこんな感じで、もう少し長居したいっていう感じを残すのがいいのかもしれませんね。
ヨーロッパ鉄道の旅4日目につづく
人気の関連ブログはこちらから
2011/02/14 (Mon.) Trackback() Comment(0) スペイン