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ヨーロッパ・鉄道の旅3日目その2:アルハンブラ宮殿(Alhambra)
前回のマドリードからグラナダまでの移動に関する日記はこちら
アルハンブラ宮殿のそばに来ているはずなのに、どこが入口がわからず・・・、時間も過ぎてて、あせって他の人に聞いてもその人たちもよくわかっておらず・・・。
1人のおじさんが『もっと奥だよ』と道を指さしてくれた。とりあえずその方向にかけ足で進むこと数分。バスに追い抜かれて、そのバスの行き先にはバス停と建物が。
そんなこんなで指定時間の15分遅れ、3時45分ごろになんとかチケットオフィスに到着。
恐る恐る、チケットオフィスのおばちゃんに尋ねると、予約した時のクレジットカードを出せと。カードを出すと何事もなかったかのように発券。30分前に来ないと入れないって言われていたから焦ってたのに、あの焦りはなんだったんだ??っていう感じに拍子抜け・・・。
まぁ、入れたからいっか♪ってな感じで気を取り直して入場。
ちなみに、アルハンブラはスペインのこの一帯がイスラム王国の支配下に置かれていた時に建てられた宮殿で、その当時の王国の華々しさを今に伝えています。王宮や庭園には当時のイスラム文化や建築技術がふんだんに使用されていて、14世紀ぐらいに建てられてから今に至るまでその文化や建築を多くの人々に伝え続けているイスラム建築の最高傑作と言われています。(くわしくはスペイン政府観光局のサイトをチェック。開館時間や料金等も載っています。)そんな豪華で貴重な建物は当然の如く世界遺産にも指定されており、建築物保護の為に入場人数も厳格に管理されているのです。なので予約は必須。どこの情報を見ても真冬のオフピーク時以外は事前予約を進めています。(ネット予約はこちらから。※予約時に使用したクレジットカードはチケットを発券するときに必要です。)
チケットと一緒に渡された地図にはモデルルートが色分けされて表示されていて、とりあえずそれを参考にして王宮方面へ行くことに。
庭園はきれいに整備されていて映画でみたアラブの宮殿を思い起こさせます。白い木の幹にナイフで切り込みをいれて何かデザインしています。桜もきれいに咲いていました。
途中のお土産物屋の壁には世界中から来た観光客が置いていった世界中の硬貨や紙幣がぎっしり。
そのまま進んでカルロス5世宮殿(Palacio de Carlos V)の横を通り過ぎると、ちょっとした広場に合流。
敷地の一番奥にあるアルカサバ(Alcazaba )という要塞から行くことに、ここからはグラナダの町が一望できるらしいです。
で、アルカサバに入ろうと思って門番みたいな人にチケットをみせて、驚愕の発言を聞くことに・・・。
『予約時間まで2分ぐらいしかないからダッシュで王宮に行かないと中をみれないぜ』
そんなばかな!
ってきりこの予約時間ってこの敷地内に入るためのものかと思っていたら、王宮内に入る時間だったのね。
これで30分前にチケットオフィスに来いと言われたわけも納得。。。
ダッシュで王宮へ。無事に入場。門番に教えてもらっていないと完全に入り損ねてた。金まで払っておいて。事前の情報収集は大切です。
と、いうことでしばらくは王宮内の写真でも見てください。写真はクリックすると大きく表示されます。
建物内の装飾は繊細かつ豪華。幾何学的模様で埋め尽くされていました。こんなのが14世紀に造られたと考えるとすごいの一言。途中の渡り廊下みたいなところからは白壁の家が立ち並ぶグラナダの町も見えました。これまた息を呑む絶景。この感動を写真でうまく伝えられないのが残念。。。
王宮は一方通行で出口は建物を挟んで入口の反対側。ここにもきちんと整備された庭園がありました。
本当はこのまますぐにアムハンブラ宮殿の出口に戻れるようになっているようですが、自分はアルカサバをまだ見ていないので再び敷地の一番奥へ。
アルカサバの塔に行く途中に学校の遠足でここにきているっぽい現地に小学生集団とすれ違ったけど、みんなにやたらと『こんにちは。コンニチハ。』と挨拶されまくった。どうやら一部の学校では日本語も第2外国語として教えているらしい。キャプテン翼とかも人気みたい。
延々と続くらせん階段にヘロヘロになりながら、やっとこさ頂上に到着。なんとそこには日本人だらけ(笑)。一時、全員日本人という状況にもなってました。
塔の頂上からの景色はサイコー。大聖堂をはじめ、街全体が見渡せました。日本人のだれかがここでのんびり過ごして夕日も見たいとか言ってたけど、ホント納得。
しかし自分たちは閉館までに全部見たいので、まだ見ていないヘネラリフェ(El Generalife)ヘ。こちらは王族たちの別荘的な感じ。天国をイメージして作られているらしくて、水と緑がふんだんに使われていました。
閉館時間を過ぎて、警備員に追い立てられるように外へ。帰りはバスを利用。乗車後に運転手にお金を払って着席。降りるときは押しボタンで知らせるといった感じ。毎日同じルートを走っているとはいえ、狭くてごちゃごちゃした道をものすごいスピードで走行して、一気に丘を下る。いやーすごいバスでした(笑
とりあえず路地から大通りに出たところにある噴水辺りで下車。あとは大聖堂をみたりしながら宿へ。大聖堂はでかすぎてカメラに収めきれませんでした・・・。
宿にもどるとパエリアの準備が始まってました。まだしばらくはかかるとのことなので夜の街を散策することに。
夜の町も結構にぎやか。生ハムを一杯吊るしている店や、パブもいっぱいあって楽しそう。ちなみにグラナダのパブではビールを頼むと無料のタパス(おつまみ)が着いてきます。なのでビール一杯分の値段で生ハムやオリーブ等まで楽しめちゃいます。個人的にめっちゃ行きたかったけど、宿に戻るとパエリアとサングリアが待っているので我慢。
アラビックテイストたっぷりなお土産物屋さんが並ぶ路地にも行ってみた。ほとんどのお店が閉店作業をしていてちょっと怪しげな雰囲気になりつつありました。夜は治安が悪いのかな??
雨が降ってきたので近くのスーパーで買い物して宿へ。
宿に戻ると見事にパエリアが完成してました。
サングリアと一緒にパエリアをいただく。魚介類がふんだんに使われていてめっちゃ美味しかったです。ライブミュージックもついてた。
1泊2日のグラナダ行きの決断は大正解。アルハンブラ宮殿も行けたし、スペインの名物であるパエリアもサングリアも頂いたし♪町の雰囲気は楽しそうなので個人的にはあと1泊してパブ巡りでビール&タパスを堪能しても面白そうだったけど、今回はポルトガル行きのチケットの件もあるのでパス。
まぁこんな感じで、もう少し長居したいっていう感じを残すのがいいのかもしれませんね。
ヨーロッパ鉄道の旅4日目につづく
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2011/02/14 (Mon.) Trackback() Comment(0) スペイン
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