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ヨーロッパ鉄道の旅18日目その2:バチカン市国(Vatican City)のサン・ピエトロ大聖堂(St. Peter's Basilica)のドーム(クーポラ)に登る
バチカン市国(Vatican City)のサン・ピエトロ大聖堂(St. Peter's Basilica)内の様子はこちら。
サン・ピエトロ大聖堂(St. Peter's Basilica)を一通り見てまわって、さて、これからどうしましょう??
どうやらサン・ピエトロ大聖堂(St. Peter's Basilica)のドーム(クーポラ)の上にも登れるようです。せっかくなので登ってみましょうかってことに。シルビアは頂上へ登らずに適当にお茶をしながら待っていてくれるんだとか。
では頂上へ向かいましょう。っていうか一度外にでてしまったのでもう一度荷物チェックの為の長蛇の列に並ばないと・・・(汗
並んでいる間に、周りを見渡すと・・・、ポルティコ(玄関廊)には色々なデザインの扉が並んでいます。それぞれ、『聖なる扉(ポルタ・サンタ)』(ポッロミーニ設計)、『秘蹟の扉』(ヴェンルツィオ・クロチェッティ)、『中央の扉』(アントニオ・フィラレーテ、旧聖堂から移設)、『善と悪の扉』(ルチアーノ・ミングッツィ)、『死の扉』(ジャコモ・マンズー)というようです。これは秘蹟の扉(The Filarete Door)でしょうか??
遠くの方では警備の人たちが談笑していました。警備が談笑するなんてイタリアっぽいというか、イギリスではあまりみかけない場面ですね。
目指すはこのドーム(クーポラ)のてっぺんです。
頂上へは階段で550段ほど。€5。エレベーターだと200段くらいスキップできるけど€7。もちろん階段で登ることに。
こちらが踊り場的な場所。建物の天井部分ですね。エレベーターを使った人はここまで一気に来ることができますが、ここから先は階段です。
ドーム(クーポラ)の中。下を歩いている人が蟻んこのように見えます。結構高いところまでやってきました。
見渡す限り装飾されていて豪華そのもの、大昔によくこんなものを作れたもんです。
天井にもぎっしりとデザインが施されていて、文字も書かれています。なんて書かれているんでしょう??
壁にもぎっしり。よく見ると石を張り合わせて描かれています。
ここから先の階段はさらに過酷。めっちゃ狭い・・・。フィレンツェ(Firenze、Florence)のサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria del Fiore)も疲れたけど、こっちの方がキツイかも。。。。
そしてやっと頂上に到着。360度パノラマ風景が広がっています。天気が悪いのと、今まで何度かヨーロッパの街並みを眺めてきたので、新鮮さと感動は意外に少ないです(汗
こちらがバチカンの広場。上から見たら「なるほど」と納得です。確かに両手で広場を包みこむようなイメージが伝わってきますね。
こちらが南側かな??
こちらが北側。手前の建物はバチカン宮殿(Palazzi Apostolici, Palazzi Vaticani)とバチカン美術館 (Musei Vaticani)、システィーナ礼拝堂(Cappella Sistina)がみえます。
その隣には庭園が広がっています。
これは何かのマークかな??円の上に5人の人が建っているように見えますねぇ。
こちらが西側。マンションが建ち並んでいるように見えます。
遠くに広がるローマ市街地をながめると、でっかなアーチがありますねぇ。何でしょ??こんど行ってみよ。
遠くばかりに目を魅かれて気がつきませんでしたが、ドーム(クーポラ)の屋根も装飾されていますね。
さて、地上に戻りましょうか。先ほどの踊り場的な建物の屋根から、さっきのドーム(クーポラ)の眺め。ここは煙突のような出っ張りがたくさんあって、よくみると面白い作りです。自然光を取り入れる工夫でしょうか??
バチカンの広場でシルビアと合流。一度上から全景を見たあとだと、地上から広場を見た時も感じ方が違いますねぇ。
ここは両手で広場を包みこんだ指先あたりです。まっすぐ先にサン・ピエトロ大聖堂(St. Peter's Basilica)が見えます。
さて、ここから先はローマ(Rome)です。ローマ観光にでも行きましょうか。
ヨーロッパ鉄道の旅18日目その3につづく。
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2011/03/01 (Tue.) Comment(0) バチカン
2011
03
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ヨーロッパ鉄道の旅18日目その1:世界最小の国土のバチカン市国(Vatican City)のサン・ピエトロ大聖堂(St. Peter's Basilica)
前回のフィレンツェ(Firenze、Florence)最終日の散策のもようはこちら。
とうとう3月。3月1日の朝はローマ(Roma、Rome)のホステルで迎えました。ぐっすり寝て気分すっきり・・・ってなわけはなく、朝7時過ぎまで寝たり起きたり・・・。ヒーティングがなしだった為、寒くてよく眠れなかった(汗)朝起きて暖かいお茶で少し復活。
昨日は19時半ごろにローマ(Roma、Rome)についてメトロ(地下鉄)でこのホステルにやってきました。夜のメトロ(地下鉄)は薄暗くて壁も汚いし、ちょっと怪しげな雰囲気でした。チケットを券売機で買う時に、変な人が「チケット何枚欲しいの??」みたいな感じでいろんな人に聞きまくっていました。その時は不気味だったので断ったのですが、どうやらまとめ買いしたらチケットが安いみたいで、そのまとめ買いをしたチケットを売ってお金を稼いでいるようです。メトロ(地下鉄)は€1。このチケットはバスもトラムも共通らしい。便利。ちなみにメトロ(地下鉄)では1回きりだが、バスやトラムでは75分間乗り放題みたい。
ホステルはメトロ駅オッタヴィアーノ サン・ピエトロ (Ottaviano- San Pietro)から歩いて数分なはずが、よく分からなかったので、日本人が入って行った建物についていったら無事に到着♪旅に慣れてくると困った時のカンみたいなのも鋭くなってきますね(笑)ホステルの受付の兄ちゃんはロンドナー。フレンドリーやけどテンションがめっちゃ高い。。。寝る前にパソコンで翌日の計画を考えていたら、ポーランド人の女性シルビアと仲良くなった。ボーイフレンドと来る予定だったけど、仕事か何かの都合でひとりで来たとのこと。ポーランド人と言えば、以前のローマ教皇はポーランド人で4~5月ぐらいにある法事みたいなイベントの際に多くのポーランド人がローマを訪れるらしいです。そんな話の流れから、バチカン市国に一緒に行くことに。ちなみにホステルを見つける時に後をつけた日本人は立教大学の4年生。広告関係の勉強をしていて就職も決まっているそうです。世界一周旅行券で世界一周中なんだそうで、アメリカ→ペルー→ボリビア→スペイン→イタリア→台湾→インドみたいな予定で動いているんだとか。南米は濃いコアなバックパッカーがいっぱいで楽しかったらしい。自分も行ってみたいですね。
そんなこんなで昨夜は0時ごろに就寝して今に至るわけです。で、昨夜の話の流れのとおり、本日はシルビアとバチカン市国を訪れるわけですが・・・、ホステルのスタッフが寝ていてフロントに居ず(汗)ってことでチェックアウトできず。チェックインしたそうなお客さんも並んで待っているのに。。。
シルビアや昨夜の日本人大学生としゃべったりして時間を過ごしていたらスタッフ起床。荷物を預けてやっとこさ出発。10時半になっていました。
いよいよバチカン(Vatican City)へ!っていっても泊っていたホステルから徒歩数分(笑)このアーチをくぐればバチカン市国(Vatican City)です。
こちらがバチカンの広場。訪れた人たちを両手で包むように歓迎しているのが設計のコンセプトのようです。シルビアは昨日一日かけてポリッシュガイドとともに主要な観光名所はすべて周ったらしく、その事もあっていろいろと説明してくれました。一部アーチがないのは来る人を迎え入れているからなんだそうです。
広場の中央には石柱が。これはローマ(Roma、Rome)に12本あって、昔、クレオパトラか誰かからプレゼントされたらしい。へぇ~。
バチカン市国(Vatican City)と言えば、サン・ピエトロ大聖堂(St. Peter's Basilica)。立派な造りです。
扉の付近には正装をした人たちが何かのやり取りをしていました。映画の一コマ見たいですね。
持ち物チェックを受けて、さっそく中へ。建物内は豪華そのもの。ほとんどをミケランジェロが完成させたらしいです。
マリアがキリストを抱いている像が最高傑作なんだとか。入ってすぐ、右手にありました。『ピエタ(Pietà)』というそうです。
建物中央の部分は身廊(The Nave)というのかな??奥にあるバルダッキーノの大天蓋(Bernini's baldacchino)まで続いています。
よくみると床に文字が打ち込まれています。キリスト教の聖堂のを大きさごとに並べて記載されているようです。たぶん。ちなみにサン・ピエトロ大聖堂(St. Peter's Basilica)はキリスト教では最大の大聖堂なんだそうです。
身廊の床にある赤色の丸い石敷は以前の大聖堂から持ってこられたもので、王位継承を行う場所として使われるそうです。
バルダッキーノの大天蓋(Bernini's baldacchino)は近くで見ると少し不気味で高貴な雰囲気がムンムン。きれいならせん状を表現した石柱と屋根のデザインが圧倒的。教皇のみがここで祭典を挙行するようです。
地下は聖ペテロのお墓があります。
バルダッキーノの大天蓋(Bernini's baldacchino)の上は巨大な大円蓋(クーポラ)があります。ミケランジェロ作。迫力満点。
大天蓋の奥にはジャン・ロレンツォ・ベルニーニ作の『聖ペテロの司教座(Chair of Saint Peter)』があります。
その他にもこの大聖堂の中には多くの礼拝堂や墓碑、彫刻、モザイク画があります。アレクサンデル7世墓碑(Monument to Alexander VII)やモザイク画『聖セバスティアヌスの殉教』(ドメニキーノ)
その他もろもろ。
天井も素敵です。
大聖堂からのバチカン広場。なんとなく両手で包みこんでいるというイメージが湧く気がしますね。
サン・ピエトロ大聖堂(St. Peter's Basilica)のHPはこちら(英語のみ)。
ヨーロッパ鉄道の旅18日目その2へ続く。
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2011/03/01 (Tue.) Comment(0) バチカン