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ヨーロッパ・鉄道の旅5日目その1:夜行列車でリスボン(Lisbon)に到着。街をうろつく。
前回の日記、コルドバ(Cordoba)観光の記事はこちら
この旅初めての夜行列車。レールパスを持っているのでマドリッドからリスボンまで予約料金の€6ほどで乗れてしまうというお財布には大変やさしい列車なのですが、身体にはかなりきつかった・・・。
なんといっても温度調節がめちゃくちゃ・・・。
はじめはちょっと寒かったのに、その後ヒーターがオンになってめっちゃ暑い・・・。車内は乾燥しまくり(汗)、そしてその後は冷房がガンガンに効いてて寒いのなんの・・・。
こういう列車の車内って暑すぎるとムッとしてて気分が悪くなりがちなんですが、寒すぎるのもちょっと・・・。
極端な温度変化と車内の乾燥っぷりにやられて喉が痛くなって、風邪気味に。
自分は結局寒すぎてほとんど眠れず・・・。列車自体はがら空きだったので空いているシートに移って足を延ばして横になれたのですが・・・。
そういえば、夜中の国境辺り(?)で切符のチェックも来るから起こされるし・・・。
そんなこんなでポルトガルのリスボン(Lisbon)に朝一に着いたのですが、すでに体力消耗状態(笑)
とりあえず予約していたホステルに移動しようっていうことに。駅はちょっとかわいらしい感じ。正面の建物にはロンドンの地下鉄のマークみたいなのが・・・。
とりあえず歩こうかと思ったけど、雨が降ってきた。寝不足&風邪気味&雨空という状態でホステルまで歩く気にはなれず、メトロで移動することに。
メトロは€0.9だったけど、切符となる磁気カードの代金として€0.5ほどとられた。あとあと知ったけど、回数券みたいな何度も使えるタイプのものを買うと初めに€0.5でこの磁気カードみたいなのを買って、それにチケットを繰り返して買いたせるみたい。
Restauradores駅まで移動。数駅だったのであっという間。メトロは結構きれいで清潔感がありました。ホステルは駅近くだったけど、お決まりのチョイ迷い。
ホステルのレセプションに行くと、チェックインは14時かららしい。けど、ホステルに荷物を置いて談話室も使っていいってことなので、インターネットをしながらちょっと一服。このホステル、一泊€7~8ぐらいだったのにめっちゃ綺麗で快適♪しかも朝食付き。
そうこうしていると外の天気がめっちゃ良くなってきたので、チェックインの時間までちょっと街を散策してみることに。
外に出るとめっちゃ晴天になってた。
ポルトガルの首都リスボンは別名『7つの丘の街』といわれるほど丘が多く、当然坂道だらけ。そんな街中の丘の上下移動の為にケーブルカーが利用されていて、リスボンの街の名物になっています。そのケーブルカーがホステルの近くにもありました。
結構、いい味がでています。ケーブルカーの線路の横は歩道になっていて歩いて坂を上る事も可能です。
歩いて坂をのぼっている間にも何度かケーブルカーが往復していきました。結構すれすれで通り過ぎるので若干危険な気が・・・。
坂を上ると小高い丘の上なのでちょっとした絶景。そこから迷路のような路地を歩いて向い側の丘の上にみえる『サン・ジョルジェ城(Castelo de São Jorge)』へ向かう事に。
歩くこと数十分、丘を下って広場に到着。ここは『マルティン・モニス(Martim Moniz)』という場所で多くの市電(路面電車)やバスが停まっていました。
ここから周りを見渡すと、サン・ジョルジェ城のある丘だけでなく、他の丘の上にも立派そうな建築物がみえます。
とりあえずサン・ジョルジェ城へ向かって丘登り開始。狭い階段や入り組んだ路地をひたすら進みます。町並みは結構アートな感じで、古い建物や壁に書かれた絵が良い雰囲気を演出していました。いくつかの建物の壁は装飾されたタイルで埋め尽くされていてかなりかわいらしい感じです。このタイルはポルトガルの有名な装飾法みたい。
結構高所まで登ってきて、周りを見渡すとかなり感動。町並みがめっちゃ綺麗。この町並みと迷路のような路地やそこを駆け抜ける路面電車などがバランスよくまとまっていてめっちゃ楽しい。ただ単に歩きまわるだけで楽しめる街ですね。
などと思いながら適当に路地を進んでいくと、とうとう高台に到着。『登りきったー』と満足げに町並みを眺めると、やはり期待を裏切らずに絶景が飛び込んできました。
いや~、感動。リスボンに来る前は特にこれといった期待もなかったし、有名な建物とかも知らなかったけど、町並みと雰囲気が最高です。目的もなくもう一度来てみたい街です。
しかし、ふと気付くと・・・。
あれ?サン・ジョルジェ城が向こうの丘の上に見える・・・。
まさかの道間違い・・・。そして空には一気にどんよりとした怪しげな雲が・・・。
ヨーロッパ・鉄道の旅5日目その2に続く・・・。
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2011/02/16 (Wed.) Trackback() Comment(0) ポルトガル
2011
02
15
ヨーロッパ・鉄道の旅4日目その2:コルドバ(Cordoba)の歴史地区観光を満喫してマドリッド(Madrid)、そしてリスボン(Lisbon)へ。
前回のコルドバ到着までの日記はこちら
あいにくの雨ながら、コルドバの歴史地区の景観はかなり最高。迷路のような路地をウロウロしまくってお土産物屋を覗いたり、レストランやパブを物色したりしてユダヤ人街を堪能。もはや、コルドバはつまらない街なんていう印象はひとかけらもなし。
この街で有名なのはこの白壁のユダヤ人街だけでなく、メスキータ(mezquita)やローマ橋などの世界遺産認定の参考にもなった歴史的建造物があります。これらを見ないと帰れないってことで行ってきました。
まずはグアダルキビール川(Guadalquivir)にかかるローマ橋へ。この時には雨はやんでたけど、その前に降った大雨のせいで川は大反乱。ほんとうなら川中の浅瀬に静かにたたずむ廃墟も、この日は大雨で川上から流されてきましたみたいな絵になってました。
水かさは今にもあふれ出てきそうなぐらいのギリギリさ・・・。
対岸からのローマ橋と聖マリア大聖堂(Catedral de Santa Mar・a de C・rdoba)の景観はくもり空であろうが川が氾濫していようが関係なく、迫力ある絵です。
ちなみにこの橋を渡っているときに日本人のおじさんおばさん達のツアー団体とすれ違ったんですが、大きな声で『阪急百貨店が・・・』とか関西弁でしゃべってて懐かしさを感じました(笑
つづいてメスキータ(mezquita)へ。メスキータとはスペイン語でモスクのことらしくて、本当は聖マリア大聖堂(Catedral de Santa Mar・a de C・rdoba)という名前みたいですが、ロンプラ
にもメスキータって紹介されていたので、以後メスキータと呼びます。。
まずは外壁をくぐって中庭へ。
そしてチケットを購入してメスキータの中へ。メスキータの中は広いワンフロアの造りになっていて『円柱の森』と呼ばれる柱がいっぱい。この柱と装飾された天井はかなり圧巻。。自分のデジカメではうまく撮影できなかったけど、肉眼で見たらかなりの迫力。
その他の写真を並べておきます。メスキータ(モスク)と呼ばれている割にはカトリックな感じが面白いですね。
ぼちぼちといい時間になってきたので、軽く腹ごしらえをして駅に戻る事に。マドリッド行きの列車に乗り遅れたら大変ですからね。
メスキータの周りにはお土産物屋や何かのお店がいっぱい。なんだかこの建物もいい感じ。
適当にパブに入って腹ごしらえ。ここもビールを一杯頼めば、タパスが無料でついてきます。お得♪
腹を満たした後は駅へ・・・。っと思ってたけど、あっさり方向感覚を失って道に迷う・・・(汗)慣れない土地では感覚で動かずにしっかりと地図をチェックしましょう。
周りは見たことのない広場や商店街がいっぱい・・・。そして列車の時間が刻一刻と近づいてきて焦る・・・。途中で道を尋ねるものの、道が迷路のようになっててみんなうまく説明できなくて困っている様子・・・。まぁ、スペイン語も全く分からない人に教えようもないんでしょうけど・・・。結局、不動産屋に入って聞いてみたら地図を片手に大体の方向を教えてくれた。やっぱ地理に関しては不動産屋ですね。
なんだか大そうな建物の横を通過して駅にいそぐ。もう時間が気になりすぎて、建物には興味なし(笑)
そんな甲斐もあってか、無事に時間少し前に駅に到着。そして無事にマドリッド(Madrid)へ。マドリッドへは確かAVEで移動したのですが、これはかなり快適♪高いだけありました。
マドリッドのアトチャ(Atocha)駅に到着後は、すぐにチャマルティン(Chamartin)駅に移動して駅でのんびりと腹ごしらえをしながら夜行列車を待とうということに。列車の時間に焦るのには疲れたし(笑
チャマルティン駅へはなんなく到着。10分ぐらい??チャマルティン駅は結構なでかさなわけですが、駅の構内に店が何店かあるだけで、周りにはスーパーみたいなお店はなし・・・。ってことで飲食物を仕入れるにはちょっと割高です(泣)予算を気にしながら旅をしている身分にとってはきつい・・・。しかし、何かは食わないとだめなので軽く腹を満たす。
そして、いよいよ夜行列車でポルトガルへ。自分たちは安っぽいシートだったんですが、寝台車両や食堂車両は結構な高級感。お金さえあれば優雅に旅ができそうです。。
トイレの水は真っ青・・・。
列車散策を楽しんだ後は安っぽい席にもどってビールを一本。明日の朝にはポルトガルです♪
ヨーロッパ鉄道の旅5日目に続く
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2011/02/15 (Tue.) Trackback() Comment(0) スペイン
2011
02
15
ヨーロッパ・鉄道の旅4日目その1:グラナダ(Granada)からコルドバ(Cordoba)へ
前日のアルハンブラ宮殿の話はこちらから
本日の予定はマドリッド(Madrid)から夜行列車でリスボン(Lisbon)へ。なので、夜にはマドリッド(Madrid)に戻っておく必要があります。と、いうことでプランとしては、
1.グラナダ(Granada)で観光してから夕方ごろにマドリッド(Madrid)へ帰る。
2.グラナダ(Granada)を離れてコルドバ(Cordoba)によってマドリッドへ帰る。
3.グラナダを離れてセビーリャの方へ行ってからマドリッドに帰る。
このうち3番目に関してはちょっと無理があるので却下。グラナダで無料タパスを楽しみつつ観光をするか、マドリッドとグラナダの間にあるコルドバに行くか・・・。
結論は・・・
コルドバへ。
ちょっとバタバタとして慌ただしいけど、グラナダの主な観光地は回ったし、もうスペインの南部には戻ってくる予定もないので、欲張って、多くの都市をチラ見しておこうと思いまして。
8時過ぎごろにグラナダの駅に到着。無事に列車も予約できてコルドバへ。
ちなみにコルドバ行きの列車では、昨夜のホステルで偶然一緒になった日本人男子2人組と、アルハンブラ宮殿で見かけた日本人女性3人組と同じ列車でした(笑)観光客の移動ルートは結構一緒なのでこういう偶然がよくおこります。
コルドバに着いてからまず向かったのはチケット売り場。マドリッド行きの列車を予約しておかないと、もしマドリッドに移動できなくて今晩の夜行列車に乗れないと大幅な日程変更を余儀なくされるので。
意気揚々とチケット売り場に向かうも、お目当てのアルタリア(ALTALIA)の列車は予約がすでにいっぱいとか何とかで購入できず・・・。仕方なくAVEで帰る事に。ちなみにAVEは快適ながらも予約料金が€10.35でちょっと高め。まぁ買えただけましか。
駅から外に出ると雨が降り出して来た・・・。とりあえずバックパックをコインロッカーに預ける。コインロッカーは列車の駅の隣にあるバスターミナルの建物の中。自販機みたいなマシンでトークン(メダル)を購入して、それをロッカーに投入して鍵をかけるといった感じ。ロッカーは自分と連れのバックパック2個が普通に入った。結構大きい。
いよいよ観光開始。いつもの如く、予備知識がほとんどゼロなので、まずは地図を見て目的地を探す。そして地図に示されているエリアへ。
町を歩くこと約30分。ところどころにちょっと変わった建物が見えたり、南国風な植物があったりするものの、いたって特別な感じはなし。。普通の町ですか??っていう感じ。これならグラナダの方が雰囲気があって面白かった…。という思いが2人の共通の意見。。。
しばらく行くと、墓地があった。国や文化が違えばお墓も違うってことで、墓地はそれぞれの文化の違いを感じる場所の一つですね。
そんなこんなで、サラッと墓地を覗いた後は、あまり気分も盛り上がってこないしメスキータでもちょこっと覗いて、ビールとタパスでもいただいてさっさとマドリッドに帰るか。ってことに。
そして、墓地の前の大通りを渡って古い城壁をくぐると・・・。
今までのごく普通の町並みから一転。
白壁の建物と石畳の道で構成されためっちゃかわいらしい街並みが登場♪
今までのちょっとがっかり感から一転して、めっちゃワクワク感でいっぱいに。事前にコルドバに関する写真を見ていなかったこともあり、かなりの感動。なんか外人が日本の『地球の歩き方』等の写真たっぷりのガイドブックを毛嫌いするのがわかった気がした瞬間でした。
あいにくの雨ながらも、街の雰囲気は最高。どうやらこの辺が観光地として有名な歴史地区みたい。
2016年の欧州文化都市にも立候補しているみたい。それをアピールする看板がいたるところにありました。
街の雰囲気がいいと、お店の看板も道路標識も素敵に見えてきてしまいます。
そして建物のデコレーションも素敵。建物自体はほとんどすべて白壁で統一されているのですが、飾り付けの仕方は家それぞれ。花をうまく使って家全体をかわいらしく飾ってました。
そんなこんなで、はじめのビールとタパスでもいただいてさっさとマドリッドへ帰ろうという思いもどこへやら、街の中の路地という路地をウロウロしまくってどっぷりと気分は観光モードになってしまったわけでした。
その②:メスキータやローマ橋観光へ続く。
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2011/02/15 (Tue.) Trackback() Comment(0) スペイン