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ヨーロッパ・鉄道の旅2日目その1:マドリード(Madrid)でいきなりスリに会う
前日の日記はこちら
2日目の朝。部屋は夜を通して暖かかったが、なんか乾燥していて喉がヘンな感じ。。。8時過ぎごろに目覚めて、ホステルで朝食。このホステルは朝食付なのでとっても楽ちん。っていっても並べられている食パンやシリアル、ミルクやコーヒーなどを自分で準備して食べるだけの普通のコンチネンタルブレックファーストですが・・・。ないよりは増し。
朝食後、9時半ごろから観光開始。
本日の予定は・・・
未定。
まったくのノープランです(汗
出発前にホステルのレセプションの兄ちゃんに聞いたら美術館とかが無料になっていると思うとの回答。ロンプラをチェックしたら確かに日曜日は無料って書いてある。
とりあえずそっち方面に行ってみることに。
外に出ると辺りは人っ子ひとりいなくて静まり返ってた。10時前なのに・・・。日曜日はしっかりとお休みするみたいです。
グランビア通りに出ても静かなもんで、観光客らしき人もすくない・・・。
グランビア通り沿いは豪華でおしゃれな建物が多い。
交差点の向かいにも特別そうな建物が・・・。これは郵便局っぽい。
そこから南下して行くとプラド美術館(Museo Nacional del Prado)に到着。
何箇所か入口があるのだが、正面一階部はエキシビジョン用みたい。2階の入口から入ろうとすると、普通にチケット代を取られかけた(汗)どうやら無料なのは夕方の5時以降らしい。
っということでプラド美術館を後にしてソフィア美術館に行ってみることに。途中で側壁いっぱいに植物を植えている異様な建物を発見。Caxia Forumというアートミュージアムらしい。中には斬新な映像エキシビジョンが開催されていて面白かったです。写真は建物の階段。エキシビジョンは写真撮影禁止でした。
そこから徒歩5~10分ほどでソフィア美術館(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofia)に到着。この美術館は主にモダンアートが集められていて、ここにある作品で有名なのといえばピカソの『ゲルニカ』。学生の時の美術の教科書で見たことがあるってだけで、特によくわからないけど、どうせタダなら見ておくかってことに。
しかし、ここで事件が発生!!
美術館前の広場にあるオブジェの写真をとりながら入口方向に向かって階段を上っていると・・・
背後に窮屈さを感じる・・・。
振り向くと地図を広げた女子2人組。目があった瞬間、地図を見ていたらぶつかりそうになっちゃいましたって感じで再び地図に目をうつす。こんだけ誰もいない階段でどんだけくっついてんねん!と思った瞬間、まさか!と思って後ろ手に背中に担いでいたバックに手を伸ばすと・・・
バックが開いてる。
オイ!っと思ってもう一度振り向くとそそくさと2人組は退散していました。
幸いにも、普段から財布等の貴重品を持ちあるかない習慣の自分はバックの中身もティッシュペーパーや空港でもらった観光地図、ボールペン、ガイドブックなどしかなく、チェックするまでもなく被害はなし。
しかし、こういうときって何も取られなくても腹が立つもんで、ソフィア美術館に入った後も、美術鑑賞っていう気分にはなれず。さらっとグランドフロア(一階)を歩きまわって、外に出ることに。
どうも気が収まらないので、入口付近で2人組を探してみると・・・
発見!どのツラして人の貴重品を盗もうとしてんねん!と思って写真を撮ろうとすると、相手も気がついてさっと振り向いて顔を隠す。
階段を下りて相手に近づいていったら、相手も売店の裏の方へそそくさと退散。
構わず写真を撮りながら追いかける自分。ってな感じでしばし気晴らし。
気持ちを旅行に戻して、近くにあるアトチャ(Atocha)駅へ。実はレイルパス(鉄道パス)の有効期間が本日からはじまるので、使用開始の手続きをして、ポルトガル行きの列車のチケットを予約しておこうかと。
アトチャ駅はソフィア美術館から徒歩5分程。結構大きな駅。
まずはチケットカウンターへ。部屋の隅にある機械のボタン(今回はAdvanced bookingとかかれた上半分のどれか)を押して整理番号をもらい待つこと数分。案内されたカウンターに行って、レールパスとパスポートを渡せばレールパスにスタンプを押してくれました。これで使用開始の手続き完了。
続いてポルトガル行きの列車の予約。翌日の夜行列車で行こうと思ったら、ついてない事に翌日はポルトガルの鉄道員がストライキしてて列車がないらしい・・・。うーん、ホステルは今晩までしか予約してないけどどうしよう・・・・。とか思ったけど、どうしようもないのでとりあえず翌々日の夜行列車を予約。レールパスを使って予約代の€7.25だけ支払いました。いやー、安い。
そして、本日のこれからのプランは・・・、どうせ今日からレールパスが使えるなら列車に乗ってどっかに行こうということに。駅員さんに色々と聞いてみた結果・・・、
①アトチャ駅(ここ)からローカル列車でセゴビア(Segovia)へ:レールパスでタダ、所要時間約2時間
②アトチャ駅(ここ)からAVE(ハイスピード列車)でセゴビアへ:レールパス+予約料€6.5、所要時間約30分
③チャマルティン(Chamartin)駅からAVEでトレド(Toledo)へ:レールパス+予約料€6.5、所要時間約30分
以上が、妥当な選択肢みたい。
とりあえずお金をケチりたかったのと列車の中で予定の狂った明日の予定を立てようと思って①のローカル列車でセゴビア行きプランに決定。
レールパスを見せて改札を通過。どこのホームかよくわからなかったけど、駅員に聞いて言われたところで待つこと数十分。セゴビア行きのローカル列車が到着。ローカル列車といっても2階建てでトイレ付。かなりでかい。そして乗り心地もゆったりしていて快適。
マドリードの郊外はこんな感じ。ちょっと都市を離れると、結構な荒野って感じ。途中で家畜を放牧していたり、石壁が続いていたり。セゴビアに近づくにつれて雪も残っていました。
セゴビアまでは約2時間でしたが、車窓を眺めたり明日以降の予定を練ってたりしてたらあっという間に終点のセゴビアに到着。
そして明日からのプランは・・・・
全然予備知識が無さ過ぎて決められず・・・。っていうかどんな選択肢があるかもはっきりせず(汗)。
まぁ、そのことは後回しにして、とりあえずは世界遺産都市の『セゴビア』を楽しむべく、駅から街へ繰り出したわけです。
その2へ続く
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2011/02/13 (Sun.) Trackback() Comment(0) スペイン
2011
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ヨーロッパ・鉄道の旅1日目その2:マドリッド(Madrid)散策
前回のお昼ごはん休憩からの続きです。
昼飯を食って落ち着いたところで、すぐそばのソル(Puerta del sol)へ。日本語では『太陽の門』というらしいですね。さっきグーグルで見て初めて知った(笑)。ここは名実ともに街の中心地。全ての道はこのソルにつながると言われるほどです。そしてマドリッドを訪れる観光客が必ずと言っていいほど訪れる場所。マドリッドの町もこのあたりを中心に旧市街地や新市街地に分かれています。
別にメトロを使ったわけじゃないけど記念に写真撮影。
ここは広場になっていてかわいらしい噴水があったり、モダンなクジラみたいな建物(階段の屋根)があったり、大道芸人がストリートパフォーマンスしたりと観光客や地元の人たちを含め多くの人々で賑わっていました。
広場にはこんなクマと木の像も。後で知ったけどこれはマドリッドの紋章を表しているらしい。
ここから旧市街地のマヨール広場(Plaza de Mayor)の方へ。旧市街地に入ると通りもせまくなって周囲の雰囲気ががらりと変わります。気品がありつつもなんかかわいらしい感じ。通りの名前を示す看板や建物の壁などもいい感じ。
道中においしそうな生ハム屋さんがあって人でにぎわってた。しかも生ハムのサンドウィッチセットが超安い・・・。もう少し昼飯をがまんしていれば・・・・。しぶしぶ今回はパス。まぁあと何日かいるので来ることもあるでしょう。
マヨール広場に到着。ここは歴史ある建物に囲まれた広場。自分のカメラでは収まりきらず・・・。かつてはマドリッド最大の市場や闘牛、公開処刑等に使われていたみたいですが、現在はカフェやレストランでいっぱい。自分もカフェで一服・・・といきたかったけど、予算の都合で断念。
ちなみにギネスブックに登録されている世界最古のレストランもここにあるらしい。
そこから適当に西の方へあるくとなんかガラス張りのマーケットに到着。
何気なく入ってみたけど、これまたすごい。新鮮な魚介類やらフルーツやら、スイーツ、そしてアルコール類までなんでもある感じ。どのタパスもめっちゃ美味しそう・・・。こんなところで予算を気にせずに気のすむまで満喫したい・・・。
その後、適当に西へ。道中はレストランやバー、教会等、お土産物屋などいろんなのがありました。
なかには何か違和感を感じる看板も・・・。
うろうろ歩いていて気になったけど、側壁にでかでかと絵を描いているの建物が多い。
続いてマドリッド王宮(Palacio Real)周辺へ。この辺はアルムデナ大聖堂(Catedral de Nuestra Senora de la Almudena)やArmeria RealやFarmacia Real(2つとも日本語名がわかりません・・・)などの見ごたえのある建物がいっぱい。
そこからは北上することに。オリエンテ広場(Plaza de Oriente)では翌日に映画のプレミア試写会が行われるみたいで、レッドカーペット等の会場設営の準備に追われていました。
このころには辺り一面夕日に照らされて真っ赤な景色。夕日に照らされた建物も見ごたえたっぷり。
そしてその後、たまたま訪れたモンターニャ公園(Parque de Montana)で個人的に本日のクライマックスともいえる風景を見るわけです。
それは・・・
これ。
デボー聖堂(Templo de Debod)みたいな感じの日本語名みたい。思わず辺りが暗くなるまで見入ってしまいました。。。
ちなみにこの公園から王宮の方までみわたせます。
あたりはすっかり真っ暗。治安が悪いと言われている見知らぬ土地にきていきなり夜歩き・・・。ちょっとビビりながらも大通りを通ると遠そうだったので、路地を抜けてホステルへ。ドキドキしつつもちょっとそれを楽しみながら何事もなく到着。
晩飯はロンドンから持参した食材で簡単に自炊。そして帰りに買ったビールとアンチョビ、そして生ハム。
床に着きながら今日一日を振り返り、まったく下調べせずにウロウロしたわりには大きなハズレもなく充実した初日だったなぁと満足感いっぱい。(ちなみに訪れた場所の名所は後でLonely Planet Western Europe
等を使って調べてます。)その一方、腹が減ってたとはいえ、今回の旅のはじめの食事でケンタッキーフライドチキンを食べるなんてまだまだ甘かったなぁ・・・とちょっと後悔に似た念も抱きつつ、いつの間にか寝てました。
ヨーロッパ・鉄道の旅2日目に続く
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2011/02/12 (Sat.) Trackback() Comment(0) スペイン
2011
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ヨーロッパ鉄道の旅1日目その1:ロンドン(London)→マドリッド(Madrid)
どんな旅行(正確には旅行だけではない)もいつもろくに準備もせぬまま前夜を迎えてしまうのが自分の習慣。ということで今回もしかり。
前夜になってやっと本格的に荷造り開始→うまく収まらなくてバタバタする→寝不足っていうのがお決まりのパターンなわけです。
そんないつもの儀式を経て、当日はほとんど睡眠もとらずに早朝にロンドンの家を出発(※自分、しばらくの間ロンドンに住んでいました)。一緒に住んでいたみんなに見送られながらいよいよ新しい旅に出発。ちょっと感傷的になりつつもこれからの旅への不安や興奮がまざったドキドキ感、そして睡眠不足の変なテンションが混ざって奇妙な気分。
初日の予定はイギリスのロンドンからスペインのマドリッドへ。その後は鉄道を使ってヨーロッパを移動するって感じ。
列車でロンドンブリッジ駅からガトウィック空港にいって無事にチェックイン。何のトラブルもなくマドリッドへ。
スペイン上空はめっちゃ晴れてて、飛行機からは街並みがみえました。初めての場所に行くときって、この瞬間がめっちゃワクワクします。
空港に着いてからはツアリストインフォメーションで情報収集。マドリッドのシティマップをくれてホステルへの行き方を教えてくれた。その他、メトロ(地下鉄)やバスの料金システムの事などもおしえてくれてとても親切。お得な回数券もあるらしいけど、マドリッドの大体の観光スポットは歩いて回れる距離らしい。
メトロを使ってホステルへ移動。スペインは治安が悪いって聞いていたけど、メトロは自分のイメージとは違って清潔感があった。
トリブナル(Tribunal)駅で下車。本日の宿はこの近くの安宿。地上にあがってすぐにピンクのちょっと豪華な建物が目に入ってきた。結局なんの建物か分からなかったけど、なんか特別っぽい感じ。それにしても天気が良かったこともあってロンドンに比べてかなり暖かい。2月とは思えないぐらい。雰囲気もゆっくりした感じ。
ちょっと方向感覚等を失って30分ぐらいウロウロしたけど無事にホステルに到着してチェックイン。一泊€14ぐらいで朝食付き。安い。
荷物を置いてちょっと休憩してから、早速観光開始。一応ガイドブックとしてロンドンで買った『Lonely Planet Western Europe
』を持っていたけど、英語版だった為全然目を通しておらず。。。完全に準備不足。ってことで空港でもらったマップとスペイン人の友達に教えてもらった情報を思い出しながら適当に散策することに。まぁマップに主な観光名所等がわかりやすく書かれているので、それを適当に回ればいいわけです。
ホステルの周りはちょっとおしゃれでかわいらしい&ファンキーな感じ。アーティスティックな雰囲気が漂っていました。
カフェや雑貨屋、服屋、パブ等がいっぱい。ふと覗いた食料品やで出前一丁も売っていました。
ブラブラ歩いているとでっかい大通りにでた。これがグランビア通りみたい。通り沿いに立ち並ぶ建物すべてが気品あるように見えて迫力がすごい・・・。
このグランビア通りを渡ると人の数がどっと増えた。街のエリアってかんじ。
実はホステルにいたときぐらいからかなり腹が減ってたけど、はじめての街で何がいくらぐらいで売られているのかもわからなかったので、昼飯を食べるのを躊躇していたわけです。しかし、空腹も限界。なにか食べようと思って入ったのが・・・
KFC(ケンタッキーフライドチキン)
なんかキャンペーンみたいなのをやってて人だかりができてたのでつられて入ってしまいました・・・。
ってことでヨーロッパの旅はじめの食事はケンタッキー。€2.6という安さに加え、久々に食べたこともありおいしかったんですが、最後までこれでいいのか?よかったのか?という自問が頭から離れず・・・。まぁ、腹がふくれて落ち着いたところで、これから街を回りながら食べ物の相場等もじっくりチェックしようということに。それにしてもまわりの人たちはファミリーボックスみたいなでかいチキンセットと1.5リットルのコカコーラにガッツいてました。さすが外人・・・。
そんなこんなで、腹ごしらえ&休憩の後、街の中心地『太陽の門(Puerta del sol)』へ歩を進めていったわけです。
その2へ続く
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2011/02/12 (Sat.) Trackback() Comment(0) スペイン